orekaji

船を出し、建物を建て、勝利点を稼ぐワーカープレイスメント。

難度:5/5(12歳)

プレイ時間:人数×30分
プレイ人数:3-5人
デザイナー:田上雄一
発行:タガミゲームズ

ラウンド毎にダイスを振り、全員共通でそれがワーカーの数になる。
そこから減らせばお金を貰え、逆にお金を払って増やす事もできる。

ワーカーの使い道は大まかに分けても7つ。
資源の産出する、勝利点を得る、能力値を上げる、技術を得る、技術を使う、カジノに行く、黒魔術を使う。

面白いと思ったのは能力値。
収入、ワーカーのランク、技術の3つがあり白キューブでレベル1以外は封印されている。
能力値を上げるところにワーカーを置くと白キューブを取り除き下が見えるようになる(レベルがあがる)。

レベルが上がると収入が増えたり、ワーカーのおける場所が増えたり、よりレベルの高い技術を得る事ができたりするのだが実は取り除いた白キューブにも価値がある。

所持金や交易品のマーカーから、はては任意の資源としても使えるのである。
逆に言えば白キューブが無いと行動が無駄になる事もあるのだ。

そして本作のウリ(だと思う)、カジノ。

次ラウンドのダイスに賭けるのである。
当然ワーカーも金も消費するので博打ではあるが当たれば見返りは大きい。

また黒魔術に置いたワーカーも次ラウンドのダイスで当たるともう一回効果を得られる。
とはいえ黒魔術は強力なぶん勝利点を支払う(魔女を頼るとは不名誉な・・・)ので使いどころが難しい。

とまぁ「実力派だけでなく、みんなが楽しめるボードゲーム」をうたっているだけあり、
ワーカープレイスメントだが運要素もあり、とても面白い作品なのだが難点が1つ。

インストに小一時間かけたら飽きられた(´・ω・`)
インストのやり方が悪かったのもあると思うのだが説明する事の絶対量が多すぎるのだ。

カヴェルナのパッケージにも書いてあったが、
ゲームのルールをソロプレイで覚えてこいってのは業界ではフツーなんですかね。

それだとガチゲーマーでない人とゲームするのには向かないかな、となってしまう訳で面白いのに勿体ないなーと思う。